2007年 04月 10日
The Road to Guantanamo グアンタナモ 僕達が見た真実 ’06 イギリス

マイケル・ウィンターボトムの力作
特に宗教心も政治的な部分もさほど持ってない
全く普通のパキスタン系イギリス人が巻き込まれた驚愕の世界
イギリス~パキスタン~アフガニスタン~キューバ~イギリス~パキスタン
何とも恐ろしいロードムーヴィー 何とも恐ろしい真実
アフガニスタン~キューバのシーンは 同盟国であるはずのアメリカ軍に囚われ
イギリス国民であっても イギリス大使館さえも 誰も助けてくれない
見てるこちらも 身も凍りつき 彼ら同様絶望的になる
人を人として扱わない 犬以下の扱いのような
グアンタナモの内部の出来事は 本当に恐ろしい
罪のない人までが 罪を認めるまで 吐くまで
行われる拷問 暴力 非人間的な扱い
何の権利があって 人間が人間を裁けるのか?
誰も頼んでないのに 何の権利があって
他の国に介入したり 他国の人間を拘束する事ができるのか?
”この世の中はいいところじゃない”という
拘束されていた本人の言葉が全てを物語っている気がする
一歩間違ったら 本当に世の中は恐ろしいところなんだなと思う
運が悪いではすまされないこの現実
宗教が違う 人種が違う 生まれついた国が違う
人を管理する立場と 陥れられる立場
イスラム系だからという理由だけで こんな目に遭うなんて・・・
こんな世界は いつまでも続くんだろうか?
人は誰しも平等であるはず 最低限の権利は持てるはずと
思いたいけど 平等ではないんだなぁ・・・ 悲しい現実だ
今日の映画:82点
by acine
| 2007-04-10 20:19
| Inglaterra イギリス映画