2007年 09月 26日
THE GOOD GERMAN さらば、ベルリン ’06 アメリカ

監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:ジョージ・クルーニー、ケイト・ブランシェット、トビー・マグワイア他
第二次世界大戦後のベルリンが舞台のサスペンス
ストーリー:シネマトゥデイ
戦争の傷跡が痛々しく アメリカ領とソ連領に別れた
ベルリンの街とキャストたちのドラマが 全編モノクロで描かれる
そのクラシックな雰囲気は 往年の名作を見ているような雰囲気
カラフルで美しい色が溢れる映画もいいけど ストイックかつ
感情がモノクロの世界に静かにくっきりと浮き上がる
こんな空気感の映画もたまにはいい
実はジョージ・クルーニーの演技を見るのは初めて(!)
ちょい悪オヤジ風ルックスの彼が この映画の中ではストイックに演じる記者役
なかなかハマってるんだけど 声が惜しい 悪くはないんだけど
なんだかミャーミャー声 (わかってくれます?!) なんだなぁ
遊び人かと思えば 実はいい奴だったのね・・・という役は なかなかお似合い
余談だが この人私の叔父の若い頃になーんとなく似ている
そして珍しくヒールっぽい役で登場 米軍運転手役のトビー・マグワイア
お目々パッチリ キューピーのようなトビーも モノクロになかなかハマってました
声も高く いつものいい奴か思いきや ナイーブさを残す 何とも浅はかな男役で
ケイトを痛めつけたりのシーンにはちょっと衝撃 だけど童顔故
ケイトとのコンビは 姉と弟風でもあり・・・ケイトが惚れる男にしては子供っぽすぎるな

そして この映画を見に行った理由は ケイト・ブランシェットが出るから
よく見かけてたこの映画でのケイトの写真はなんとなく
カエル女もといグウィネスっぽい?と心配してたけど そんな心配は無用だった
ケイトはやっぱりケイト! ケイトはやっぱり最高!!!
ケイトが見れればいい それで満足!盲目的にケイト好き
ケイトを無条件で崇拝!の私には とても満足出来るケイト鑑賞映画だった
しかも 今年はすでに3本目 各々違うケイトが見れて嬉しい
ひつこいようですが 生まれ変われるなら ケイトのような女・・・絶対希望!

カラーでの彼女は ゴージャスな金色か真紅の薔薇
もしくは はかなげなラベンダー色の薔薇
今回のモノクロの世界では シックな黒薔薇・・・という感じ
ミステリアスで知的で大人の色香が漂ういい女
毅然とした中にも 時には世捨て人 時には悪女
時には純粋と 表情がいろいろ やっぱり彼女は美しいと惚れ惚れ
娼婦役 だけど・・・服は一切脱がない
脱ぐどころか ミステリアスで知的で美しい雰囲気そのままの
クラシックな衣装を見事着こなし シックな衣装のオンパレード
そんなワンピースから覗く足も ほどよい肉付きでとても美しい
モノクロの世界で メイクも色はなくとも 彼女の顔立ちも浮かび上がり
はっきりと彼女の元々持つクラシックな美しさや骨格がより強調される感じ
正直 ストーリーを全て把握できてないし (背景を抑えておかないと難しい)
物凄くドラマチックというわけでもないし さほどスリリングでもない
戦後の混乱の中で こんな風に生きていかざるを得なかった女の生活を垣間見る・・・
それもこんなシックないい女で・・・・という映画
ケイト好きなら見て損はないと思う クラシックなケイトが満喫できる映画
モノクロームの世界に流れる空気感・静かな時間を楽しむタイプ
そんな世界が静かで心地よく 思わず10分くらいウトウトしてしまった
今日の映画:78点

うーん なんとも 個人的に大変好みの別嬪さん・・・
というより すごく憧れてしまう女(ひと)
ま しょせん 典型的東洋人の私には真似さえできない
彼女の映画選びのセンス その演技の上手さ
一際光る ファッションセンスも凄く好き
いくらスタイリストが用意したと言っても
着こなせる器・雰囲気が彼女にはある
単にもっと造形的に整ってたり美しい人
スタイルだってもっといい人はいるだろう
彼女の持つ雰囲気 凛とした美しさにエレガントさ・・・
これはなかなかお目にかかれない類のレベル
女が女に惚れる女だ・・・ ほーんと彼女は素敵だ って
まるでケイトへのラブレターのようになってしまいましたが(笑)
これにて 終了
by acine
| 2007-09-26 15:45
| Estados Unidos 米映画