2007年 10月 28日
英雄 HERO ~英雄~ ’02 香港・中国 (スカパー)

剣の極意 書の極意 美の極致
久しぶりに見ましたが なーんてビューティホーな映画でしょう!!!
なんたる映像美! その美しさ&崇高さに感嘆しまくり・・・
描かれたその志 大胆に色分けしたパート
香港&中国の俳優の演技のクォリティ 風にたなびくワダエミさんの衣装
1シーン・1シーンがまるで絵のように美しく 鬼のようにこだわった構図
C・ドイルの鮮烈なカメラ 中国の素晴らしい景観 音楽 etc・・・

その大自然から 剣の彫・盾・書の字体・筆・湯飲み茶碗の一つまで
大道具・小道具全て こだわりまくり 神経の行き届いた演出
ちょっとワイヤーいきすぎな部分もあるけど 本物の武侠映画
職人・張藝謀のこだわりが 脈々とかつ沸々と煮え滾る映画だと思う
誇張され具合やアクション・・・当然ながら中華的な部分も強いけど
全体的には 単なるオリエンタル趣味ではない
ワビサビ そして 本物の東洋の美が結集されたような映画
今まで好きすぎて とても書けなかった映画の一つで
DVDも持ってるし 見ようと思えばいつでも見れるんだけど
思い入れありすぎて 上手くまとめる自信なかった映画
恥ずかしながら 10回以上劇場で見ました
北京語の台詞まで段々覚えてくる始末でした(笑)
丁度スカパーでやってたので 久しぶりに鑑賞
いやー やっぱりめちゃくちゃ好みな映画!
久々に見ると この夏ハマった300とどこか通じる世界
志の映画 そして 圧倒的様式美
細部まで 全てにおいて 鬼のようなこだわりが光る映画
そして無敵の武の達人 そして無数の矢 英雄の最後etc・・・
しかも 日本人にはよくわかる
負けて勝つというか 静かなる闘志や志
こういうHERO伝説に きっと日本人は弱い
なぜか こんな紀元前の中国やギリシアの話に
共感できるのかが 不思議だけど・・・
この映画で初めていいと思えたリー・リンチェイ(ジェット・リー)
そして 貫禄の姐さんっぷりにほとほと感心!のマギー・チャン
朗々とした台詞回しが素晴らしい&ダンディな大王 チェン・ダオミン
あっという間に消えて勿体ない本物アクション 今回はナルじゃないドニー・イェン
やっぱり口曲がってるわ・・・な小娘 チャン・ツィイー
皆 素晴らしかったけど

個人的には やっぱり残剣 トニー・レオン!!!
この映画・・・トニーウォッチングには最高!
赤の残剣 青の残剣 緑の残剣 白の残剣 全てOK!
同じく芸達者とマギーと共に 色ごとに雰囲気をちゃんと変えてるのはさすが
背が低かろうが 肩幅狭かろうか アクション若干ドタバタしてようが
何回もマギーに刺されようが この映画のトニーは良すぎる・・・!
こんなに女に刺されるのが 絵になる男(俳優)がいるだろうか?
トニーが演じると 情けないだけに終わらず
その姿がなんとも魅力的なのは 何故なのか?

よい映画はよい映画なりに そして 映画自体は・・・でも
彼の演技のクォリティだけは 絶対落ちないトニー
公開時 映画は見てたものの 少し香港映画やトニーに
関心が薄れつつあった私・・・
トニーが出るなら見ようか・・・と 何気なく行ったら・・・
これは脳天にきました! 狂喜乱舞!
インファナル・アフェアのヤンと張る位
この映画での古装片&長髪トニーの演技と雰囲気は素晴らしい・・・!
この映画とIAですっかり トニー熱・香港映画熱(中華圏映画熱)が
ぶり返した・・・という感じでした
なーんて 結局はミーハーな話に終始してしまいまして
サラリとですが 感想書いてみました
書こうと思えば もういくらでも書きたいことある
映画だけど この辺りにしておきます
そういえば この映画の大きな主役の一つである衣装
去年 たまたま講演会にて 衣装デザイナーのワダエミさんに質問するチャンスがあり
この映画絡みの撮影秘話を 教えて頂いたのも感激でした
ココやあちこちで書いてた チャン・イーモウの新作
”満城尽帯黄金甲” もうずっと待ってるんですが
いつになったら見れるのよ・・・?! すっかり待ちくたびれました
早くジェイを見たいんだけど・・・!
そして トニーの新作 アン・リー監督の色・戒
香港で一足先に見て来た友人によると すんごい事になってるらしい・・・!
見るのが 私かなり怖くなってるんですが~!
sabunoriさんちさで拝見した KAMON ジェネレーター
これは面白そう!で 私もやってみました

おぉ!なかなか可愛いではないの~! 黄色好きだし・・・!
桜
細かいところまで行き届く小さな気遣い、ちょっとした優しさが意外なほど
周囲を和ませる・・・。そんな癒し効果抜群のあなたは桜紋。
その誇り高く美しい心を汚すことなく人生を歩めば、きっと多くの人々が
あなたの元に集まり、平和で賑やかな人生を過ごす事が出来ることでしょう。
なーんて 実像はともかく(笑) なかなか可愛い家紋&こんな結果でした!
by acine
| 2007-10-28 23:23
| Asia アジア映画