2008年 03月 28日
PENELOPE ペネロピ ’06 イギリス

現代風 一風変わったシンデレラ?
いや みにくいアヒルの子的ストーリー?
ストーリー:eiga.com
ちょっとネタバレあり
ヘンな役といえば 凄くヘンな役なのに
ブタの鼻と耳を持って生まれた名家の娘に
クリスティーナ・リッチがピッタリ
そんな娘を不憫に思う両親(特に母親)によって
籠の中の鳥のように 屋敷に閉じ込められ
その呪いが解けるという 名家の息子と見合いをする毎日
それもペネロピの容姿のせいで 全く上手くいかない
このあたりの表現が 笑っちゃいけないけど
あまりにもブラックすぎて面白すぎる 笑うに笑えないというか・・・
ガラスを突き破って 庭へダイブして逃げたり
それを追いかける執事が赤いスニーカー履いてたり
(この執事にはこれまたオチがあるんだけど)

そんな中 唯一彼女の姿を見ても逃げなかった男という
ジェームズ・マカヴォイ演じるマックス
↑このシーンも マックスから彼女は見えないけど
ペネロピからは彼が見えるという仕掛けあり
そんな容姿に生まれたばかりに
相手に逃げられても逃げられても めげないペネロピがなんともけなげで
おせっかいとも思える母親の愛が有難くもあり
彼女の人生の邪魔をしてる風でもあり・・・
そんな普通ありえんだろ・・・というこの映画の展開を
難なく見せてしまうのが クリスティーナ・リッチをはじめキャストたち
クリスティーナ・リッチ
ブタの鼻を持とうが 可愛い目と口 十分に可愛いかったなぁ!
正直 ○いが解けたあとより ブタ鼻のシーンの方が
可愛かったんじゃない?と 思ってしまう位だったりして
そんな深窓のお嬢様にピッタリな衣装も どれもこれも可愛かった
クラシカルでかつ今風 外界に出た時のコートやボタンなど最高
彼女の映画 物凄く久しぶりに見たような気がするけど
クリスティーナ・リッチは 私のお気に入り女優の一人!
今回も彼女がやらないと こんなファンタジーにはならなかったと思う
共演してた シャクレ顎のリース・ウィザースプーンなんて
出て来た途端 現実に引き戻してくれたような気がするし・・・
どうもあのテの雰囲気は苦手

そして 訳ありでも ペネロペの心を掴んだマックス役の
ジェームズ・マカヴォイ やさぐれ気味でも ヨレ気味でも
常にスウィートですんごい可愛かった・・・! そして色気もある
ラストキング・オブ・スコットランドでも 好き勝手やったばっかりに
エラい目に合うスコットランドの若造演じてたけど
前回同様 今回も達者でした 演技上手いね~
UK勢は若手もしっかりしてる
あと母親役のキャサリン・オハラも元気よくて 凄く面白かったし
その他のキャストも個性的な顔つきして キャラもいい感じで立ってたと思う
雰囲気からして てっきりイギリスが舞台かと思ってたら
外界はあら?NY? 舞台がよくわからない所もファンタジー的
風変わりなファンタジーであり ラブストーリーであり
成長物語でもあるこの映画 世の中何がまともで 何がそうでないのか?
人間容貌が全てではない・・・ チクリと風刺したような 不思議な映画でありました
今日の映画:77点
エンディングテーマ 凄くいい曲だったんだけど あれは誰の何という曲なのか?
by acine
| 2008-03-28 21:46
| Inglaterra イギリス映画