2008年 09月 24日
LE HEROS DE LA FAMILLE 輝ける女たち ’06 フランス (WOWOW)

そういえば こんな映画あったよな~と
たまたまやってたので 何気なく見始めた映画でした
南仏ニースのキャバレー”青いオウム”を舞台にしたこの映画
原題は”家族のヒーロー”という意味らしい
詳しく:goo映画
フランス映画といえば ベラベラ喋って 屁理屈ばかり言って
は~?これで終わり?!というようなタイプでもなく
よいタイプのフランス映画で 気軽に見れる1本でした
1時間半ほどの中に いかにもフランス映画らしい
酸いも甘いも噛み分けた男と女 そして家族の人間ドラマが
キャバレーが舞台ということで 歌とスポットライトも間に挟み
キャストも適材適所でよい仕事を・・・という 大人の映画でした
複雑に絡み合ってる登場人物なんだけど 時間もたち
サバサバ~っと お互い付き合ってるところが
日本のような社会じゃ ありえないところだし
父親が今好きな女を ”彼にピッタリなんじゃない?”と 笑顔で語る母と娘
うーん ところ変われば いい意味でドライでカラっとしてる人間関係
だけど 泥臭いまでの人間模様も絡んでるところが これまた魅力
ハリウッド映画ではあんまりありえない 大人な映画の作り

キャバレーの看板歌姫に 脂の乗り切った エマニュエル・べアール
やっぱり彼女は魅力的 いい女だ いかにもフレンチなコケティッシュさ
見方によっちゃ 彼女もケロヨンなんだけど
アメリカの某ケロヨンなどとは 決定的に何かが違うんだな~
そして そんな彼女と絡むのは 年齢のせいか
ちょっと太り気味で 顔も大きく見えてしまう カトリーヌ・ドヌーブ
エマニュエルと絡むのは ちょっと分が悪いけれど さすがの貫禄
そんな華やかな女優陣を相手に
男性陣も派手さはないものの これまたよい仕事ぶり
主人公のニッキー役のジェラール・ランヴァンの
枯れて輝くいぶし銀という感じのフレンチオヤジっぷりに
ロドリゴ・サントロの目をパッチリさせた感じの欧州的ハンサム
ゲイ役のミヒャエル・コーエンも なかなか印象に残った
気軽に見れる 酸いも甘いも噛み分けた
そんな人たち&そんなドラマを傍観する
よいタイプのフランス群集劇でした
今日の映画:75点
by acine
| 2008-09-24 11:43
| Francia フランス映画