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特典のポストカード付      前売り買った!


by acine

P.S.I LOVE YOU    P.S.アイラブユー ’07 アメリカ 

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男顔のヒラリー・スワンクが相手でも
ジェラルド・バトラーが出るなら見ないとね~!
 (ちなみに↑のポスターは可愛すぎです・・・JARO)

”マディソン郡の橋”の脚本家と ”プラダを着た悪魔”のスタッフが
関わっていて しかもいかにも女性ウケを狙ったあの宣伝方法
うさんくささがプンプン漂ってそうで そんな簡単に騙されるもんか~と
用心して見始めたんですが・・・ 詳しく:シネマ・トゥデイ

冒頭から 二人の大喧嘩から始まる・・・

やっぱりどう見ても男顔のヒラリー 
口が立つ!立つ! 子憎たらしいくらいに・・・! 
男より男らしい顔で 攻撃的で 情緒もなくて
まったく可愛げも○ソもない 私が男だったら 
こんな女 絶対嫁にはいらんわ~!と 
思いながら そのバトルに かなりウンザリ

そして 大らかでノーテンキな夫 ジェリーは こんな妻でも 
ゾッコンのようらしい・・・ 心が大きいな~体同様と思う(笑)
こっちはヒラリーと反して こんな旦那は誰でももらいたい!と思うタイプだ

ウンザリ気味のこのバトルだけど 
意外とこれがインパクト大で つかみは意外とOK! 

しかしご存知の通り ジェリーが死んだ後に急展開・・・
いくら男顔でも 立ち直れないホリーに 
死んだはずのジェリーから 手紙が届く・・・という物語

もっともっとあざといか・・・と思っていたら
意外とすんなりと見れたのは予想外

ちょっとクセありの友人達に 八代亜紀を思い出すリサ・クドロウ
彼女の会う男ごとに ”あなたは独身?ゲイ?仕事は?” の問いかけ 
けっこう笑えたりして(笑) ちょっとボテがついたかジーナ・ガーション 
そしてホリー母にキャシー・ベイツ

意外なところで ハリー・コニック・Jrも出ていた
この人 もっとハンサムなイメージがあったんだけど 
歳とったせいか サイコ映画に出てもおかしくないような 
ゴツめの個性的なルックスだったと思いません?

ただ 皆いい人ばかりなのは いかにも・・・という感じで面白みがない

思ったより すんなりと見れたものの 
どうやって病床で手紙やあれこれを手配したのか?とか
そんな状態で そんなことまで出来ないだろう・・・?とか
手紙もらったからと言って そのまんまに行動して
そんな簡単に喪失感なんてなくなるもんではない・・・とか

その中でも一番気になったのは・・・

男顔のホリー 何でいつもこんなコンサバ系の服なのか?!
なぜに?のカチューシャや アイルランドへ着いた時の
白いベレーにコサージュは 素人のくせにやりすぎで 
アナタ何者?だし 細い割に胸がしっかりあるので 
胸元が深い服が多かったり 寒そうなアイルランドの夜でさえ!

この人の男っぽさをカムフラージュするには 
こんなお嬢系コンサバ+得意の胸元で中和するしかなかったのか?
お洒落も過ぎると 余計わざとらしい・・・となる典型でした
さりげなくても 胸はなくとも 女らしい&お洒落なフンイキは
ちゃーんと出せるものなのに・・・ 
丁寧すぎるスタイリングがかえって命取りという感じでした 

演じるヒラリーは とてもスタイルいいので 
それなりにどれも着こなしてるんだけど 着せられました感も否めず
問題は あの服たちが 彼女の個性に合っているかどうかというと???
もっと シンプルでサラっとした服の方が似合うんじゃないかな?
あのコンサバで 可愛い系小物は ヒラリーとは相性が悪い

これは根本のキャスティングにも言えるけど
ジェリーの彼女への愛情が溢れてるのはよくわかるけど
どうも彼女は恋する女ではないんだな~ 
もっと女らしい女優や可愛げのある女優がヒロインの方が 
いちいち男顔!とか あぁ怖い顔・・・とか 気にせずに見れたかも

ジェラルド・バトラーは 絶対女性ウケすると思うけど
ヒラリーは女性ウケするかどうかというとかなり謎 
いや あんまりウケないタイプではないかしらん? 
しかもこんな役はね 単に私が好みではないだけかもしれないけど!
役にはやっぱり向き不向きってもんがありません?

こういう題材だと もっと情緒も必要 弱さも必要
そしてカラっとした明るさも 必要だと思うんだけど 
その肝心な部分が どうもヒラリーには欠けてるんだな~

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そして ちょっと顔も体もリラックス気味のバトラー氏
そんな雰囲気で 同じケルト系のアイリッシュ役ということで
これまたリラックスして 気楽に演じていた感じ
しかもストリップしたり 歌を歌ったり 20代を演じたり
サービスも満点 登場シーンの割には彼のスケール同様
インパクトは大 そのイージーゴーイングな感じは見てて楽しかった
相変わらず声もよいし そのガタイ同様 チマチマしてない
ところがいい感じ! 彼に関しては文句は特になしです

この映画 アイリッシュ系を中心に 音楽は凄くよかった
あと美しいアイルランドの景色も良かったな~
スコットランドやアイルランド ケルト圏へ行きたい~!

キャスティングに難ありな部分もあったけど 予想よりは面白く見れた気がする
まぁよかったかな~と思ったあと エンディングテーマは徳永英明
日本語かよ~?!?! これで一気に 気分も醒めました
なんで あんなアメリカとアイルランドの世界から急に日本語よ?!
急に現実へ引き戻されて もうガックリきました

よい映画だったら尚のこと そうでなくても 
映画を作った人たちへの敬意を払い エンディングテーマ 
エンドクレジットは なるべくちゃんと見るほうなんですが
これは 余韻がますますなくなる~!と思って 早々に退散しました

あの歌がどうのこうのというより 
(ついでに言うと 個人的に日本のこういう女々しい系歌はNG)
こういう無神経なエンディングテーマの挿げ替えは辞めてもらいたい(怒) 
余韻もあったもんじゃないし オリジナルをちゃんと使うのは 
作った人たちへの礼儀だと思うんですがね~

今日の映画:77点
by acine | 2008-10-21 23:16 | Estados Unidos 米映画