2008年 12月 01日
The Fall 落下の王国 ’06 インド・イギリス・アメリカ

世界遺産を舞台に凄い映像美らしい・・・ということで
映像美好きとしてはこれは見ておかなくっちゃで見ました
↑のポスター UPしてる時に思ったけど ダリの絵みたい
詳しく:Cinemacafe.net
舞台は1920年代のLAの病院
腕を骨折して入院してる少女アレキサンドラ
そして同じく足を痛めているらしいスタントマンのロイ
ふとしたことで知り合った男と少女
男がお話を聞かせてあげようか・・・と始まった壮大な物語
それが世界遺産を舞台にした 凄い映像の数々

↑このシーン ”楽園の瑕”にもこんなシーンあったなぁ
これはもう言葉でウダウダ語るより
映像を見て 映画を見てもらった方が早いだろう
冒頭のアレキサンダー大王の物語から
ロイ、ダーウィン(あのダーウィンらしい)たちが宿敵を追い求め
この世のものとは思えないような景色を彷徨う
これらが全て世界遺産で撮影されたものらしい
どのシーンも このシーンやこのアングルで撮るのに
そこまで行き 物凄い周到な準備がされたに違いない風景が
惜しげもなく 何気なく 次から次へと出てくるので
ある意味 物凄く贅沢な映画だと思う
壮大すぎる白昼夢というか劇中劇というか・・・
映像美マニアとしては ロイの作り話である
この王国のシーンばっかり見せてくれたらいいのに~!という気分になってくる

↑このアレキサンドラの手 ”タイタス”のラヴィニアの手みたい・・・!
しかし あれこれ 邪魔や今日はこれでおしまい!という感じで
アレキサンドラが聞かされる内容同様 飛び飛びになってしまうのが哀しいくらい
現実の二人
ロイは失恋と撮影中の事故からどうもテンション低いし
メソメソしてどうもウェットだし アレキサンドラは可愛いのか
可愛くないのか 物凄くビミョーな路線の子
単なる可愛い子役じゃないのが この映画ではミソなのかもしれないけど
個人的には 上手かったけど あんまり可愛くない・・・の結論でした すみません!
監督は”ポネット”をイメージしたというけど えええ?!?という感じ
しかも ”私5歳” にはビックリ! てっきり8歳くらいかと思ってました(笑)
ロイが聞かせる話が段々悲劇的になり 二人ともますますウェッティに
なると同時に 近くの席の人が 同様にウェッティになりすぎて
延々鼻をすする音が聞こえてきて かなり興醒め!
この人 最初から何かあると あー!だとか うー!とか
驚きまくりにつぶやきまくり まるで家にいるみたいに遠慮なくて
興醒めしてたんだけど この映画の山場での終盤
この人のせいで 普通に映画見れなくて かなりお冠の私でした
せめて フツーに映画見せてちょうだい!
ここは公の場なんだから~!と かなりイライラ

↑建物の吹抜を見下ろしてる図 これも凄かった
黒いのは兵士なんですよ~ 忍者っぽい格好した・・・
というわけで 確かに映像は凄いです
大自然 インドの凄い建造物 砂漠のシーン
とにかく 凄いアングル 凄い色彩が ふんだんに拝める映画
しかも さらーっとさりげなく 使ってるのが凄いかも・・・
個人的には アレキサンダー大王の話の砂漠と
インドの凄い建造物がどれもこれも印象的だった
監督のターセムはインド人らしいので
インドの建造物の見せ方 凄くハマってる気がした
そして 衣装の石岡瑛子さんが日本人のせいか
どこやかしこにオリエンタルな雰囲気が漂い
そして野生味 自然も溢れる映画
本筋はちょっとウェッティで 近くの席の人もウェッティな
ところがどうも・・・でしたが 不思議な映画でした
今日の映画:77点
by acine
| 2008-12-01 21:05
| Estados Unidos 米映画