2009年 01月 29日
QUANTUM OF SOLACE 007 慰めの報酬 ’08 イギリス・アメリカ (2回目)

あまりいい印象のなかった1回目と比べると
2回目の方がよかったです
アクションが見難い ロマンティックさが足りない
という感は同じだけど あの乾いた南米の風景が
今回のボンドの心と重なるようで ゴージャスさに欠けるロケ地や
こんな乾いてギスギスした雰囲気もアリなのか・・・と
徹底的にクールに復讐に燃えるボンド・・・
そして ヴェスパーへの思いを断ち切る戦いとしては
こんなガチンコ勝負 もうガンガンと突っ走るボンドも
アリなんだろうな~と思えてきました
クールで突っ走る分 情緒には欠けるけど
そんなこと気にしてる余裕はない程 本気だったんだな・・・と
飛行機の中での マティスの
”ヴェスパーを赦し 自分も赦せ” 的台詞には
今回 鼻がツーンとしました
マティス・・・味があったのに 気の毒でした

しかし 突っ走るダニエルボンドの
圧巻の任務遂行ぶりにはいつもながら感嘆!
こういう徹底的に強くて クールに感情を殺して
ガチンコで相手とぶつかる そんな本気の諜報員じゃないと
このご時世は この不穏な世の中
そんな仕事で渡り歩けないだろうなぁ・・・と思わせる
リアリティさプンプンで その辺りのダニエルの力量と
身体能力の高さには感嘆しまくり・・・
そして スーツ姿も最高に格好いいけど
ダニエルボンドのトレードマークにもあなりつつある
紺色のポロとホワイトベージュのチノパン姿
そして黒いジャンパー姿とか ラフ系も最高ですね!
映画は手放しで好き!ではないけど
ダニエルボンド 役者ダニエル・クレイグはやっぱり最高!
とはいえ 次回はもう少しタメの部分もあって
せっかく演技派のダニエルなんだから アクションとクールさ
だけでない演技も もっとさせてあげてもらいたいものです
そして 敵をもっと身体的に強力か
ますます得体のしれない人かを持ってきてもらいたい
残念ながら マチュー斧持ったのはいいが
へっぴり腰で 足元がヨレってたので
あれじゃ一発でこりゃダメだ という感じだもの・・・!
そして アクションシーンも もっと広角で拾ってください!
細切れだし 全景は見えないしで わかりやすいのは
決して悪くないことだと思うんだけど・・・
最後になりましたが ジェマ・アータートン
いかにもイギリス的な感じが私はけっこう好きでした
若いのに クラシックな雰囲気も持ってたし・・・
ボンドがダニエルになって ボンドガールたち
女優さんたちの地位も上がってるような気がしません?
単なるスケこましのボンドが相手じゃないから・・・
相手役を演じる価値がよりある・・・というか
今日の映画:77点

今回のパンフは買ってないのに
何故か こんなもの買ってしまいました(笑)
トランプもしないけど!
やっぱり私はカジノの方が好き
なつかしのシーンや顔が一杯で
カードのデザインも凄く素敵でした
by acine
| 2009-01-29 11:40
| Inglaterra イギリス映画